公開講座

備忘記掲載 聴講 ーーー

19.09/14 名古屋大学レクチャー2019ローマ文明発掘 イタリアでの発掘50年
19.06/25 健康と長寿を目指す運動と筋肉のススメ
19.03/02 病気の歴史:結核と梅毒

18.11/23 神岡でのニュートリノをふりかえって
18.11/17 人類を進化させた石器のカタチ 球状コンクリーション
18.10/20 人類を進化させた石器のカタチ 人類進化の要因を探る
18.09/29 宙に挑む 宙から挑む
18.08/10 自然史 人類学研究の最前線
18.05/13 古典に学ぶ、万葉に学ぶ
18.04/18 クフ王のピラミッドと素粒子物理学
18.02/27 歴史と文学の間
18.01/16 運動してますか?健康なからだづくり

2017年  19回聴講ーーー
17.12/16 腎臓の働きと形
17.12/12 越境文学から教養小説へ
17.11/25 生物 人 自然の調和を考える
17.11/10 科学館 プラネタリウム アンドロメダ銀河
17.11/04 遺跡出土資料から見た動物とのつきあい
17.10/21 古代アンデスにおける農耕と社会変化
17.10/07 人が変えた植物 人を変えた植物
17.10/06 AIが拓く未来の産業
17.10/02 「もの」をみるしくみ
17.09/30 昆虫に学ぶ生きる知恵
17.09/23 西アフリカ内陸サバンナの雑穀栽培 少人口分散型の農耕戦略
17.09/16 生命存続の基本原理を紐解く
17.09/09 カイコの歴史カイコの未来
17.07/29 ホタルのおしりはなぜ光 発光の謎
17.07/11 メークアップ ヘアスタイル史のなかの英国
17.07/07 ミュージアムの魅力
17.06/24 中京大学文学会春季大会
2017.05/20 名古屋大学 現連携研究センター
2017.02/17 人工知能研究の来し方、行く末
2017.02/10 パレオアジア文化史学

2017.01/23 視覚の心理学とその応用
以前、生物が眼を手に入れたことで進化した、と言うような本を読んだことがあり
興味ある内容であったので出席した(後方の席にはたくさんの二十歳前後の女学生がいる)
簡単にいえば
カメラ本体と(眼球)と、パソコンの画像処理(脳の視覚神経)である

2016.11/25 次世代AI 人狼知能プロジェクト
人狼ゲーム(汝は狼なりや? Are you a werewolf?)が
あることすら知らなかった

歴史を辿れば1930年頃のヨーロッパで古い
ゲームの内容を知ると
だます、見破る、説得による会話で人か狼かを推測し
追放と撃退を繰り返す

連想として
カトリックとプロテスタントの歴史を思い出した
2016.11/19 名古屋大学レクチャー
「戦後公害の歴史的教訓から」のテーマでの考察である
昭和45年頃、三重県の四日市のコンビナートを車で通ったことがある
その時の悪臭を今も覚えている、四日市ぜん息、公害である
色んな本を読んできて
イギリスの産業革命からだろう

2016.11/05 水戸藩の学問 教育の伝統と現代
「文武不岐」という言葉をよく耳にしてきたが、
その源流を知ることができた
TVの時代劇で大変有名な水戸光圀公の時代まで遡る
   

2016.11/01 ケルトの残響とアイルランド文化
ちょうど昨日がハローウィンでした
ハローウィンは古代のケルト人が起源のようだし
今日の演目もケルトだから聴講する
2016.10/24 レクチャーシリーズ
コンピュータ囲碁やゲームはAI人工知能の一つで人間と張り合って勝負を決める
その為には対戦相手の作戦が読めなければならないが
今までのコンピュータのプログラミングだと何万という条件分岐が必要になる上に、
パターン化して応用性がない
謂わば、決まり事だけを守ることしかできない専門バカ(人にも多いが)





2016.10/01 亀山郁夫 喜びと悲しみのドストエフスキー
黙過について始められた
「黙過」とは何かドストエフスキーと現代
難しいテーマなので
この中に要約して書けるようなものではないが
2016.06/28 コミック表現の発展と英語圏
漫画の歴史
コミック(ストーリー漫画)表現の歴史
「コマ」と「吹出し」の合体についてなど(一般人は私一人だった)

2016.06/27 言語と感情の起源
言葉が生まれるきっかけは
鳥のさえずり、獣の吠えを真似するようになり、発生学習ができたのだろう
それが発達し、意味を持つようになり、文法もできたからだろう(8万年くらい前に)
2016.06/18 文学、書物、そして書誌学
林望さんのイギリスについての本は殆ど読んだ
24年前ロンドンに行った時、イギリス人を観察した
彼らの伝統と洗練された生き様、強かさ、愛国心などを・・・
その背景は
英国の歴史、大航海時代、植民地政策、世界語となった英語、産業革命、発明や発見、制度、政治など・・・
列挙すれば切りがないが
「我が英国には、世界に先駆けて世界を築いた偉人たちがいたんだ」と言うような自覚を英国人は持っていた
「自国に誇りを持ち、その誇りに恥じない生き様をするのが紳士淑女なんだよ」とでもいうような
それを英国人に感じ
日本よりも100年先を生きている、とも思った
2016.06/14 日本・ことば・世界
ロシア語同時通訳者で、作家でもあった米原万里さんの本を以前読んだことがあって
同時通訳者の本音を聴きたくなって聴講した
勿論、文法の違いによって
通訳が難しいのは分かる
更に、外交に関わるような場面だと、お互いの国の立場が
 
 
   
2016.06/09 スポーツの価値を高めるために
スポーツ庁の紹介とPRでした
クーベルタン男爵が提唱した近代オリンピックの創立の時代は参加することに価値があった
なぜなら、どこの国も参加しなかったから
しかし、今は違う、メダルの獲得数競争になった、と思った

2016.06/04 物理学者の夢見る世界
素粒子とは何か?
と言う説明から始まって・・・
理解しようと聴き入っているが、難しい、想像がつかない
2016.04/26 プラズマ科学
名古屋大学からメールが来た
大学での先端プラズマ研究に身近に触れられる機会です、とある

かなり昔から
プラズマの研究が進められていることは知っていた
現在、我々がエネルギー源として利用している化石燃料に代わるもの
2016.03/12 新美南吉先生と音楽
新美南吉を知る人が少なくなって来た
聴講してる人たちも殆どが婆さんばかりである
戦争体験者たちの口述と同じように
女学校時代に南吉先生と接点があった生徒たちに
聞き取り調査をして、纏め上げた内容の講演だった

残念なことに
発表者の作文朗読に終始して
面白みがなかった
 

2016.03/03 道の古代
型に嵌まった専門的な古典文学の話かと思いきや
冒頭の一言から魅了されてしまった
実に世界観あり
実に柔軟性あり
実に人間性あり
専門外の話題が豊富で多種多様、縦横無尽
自主占有になりがちな人が多い中で、他主占有ができる人
謂わば
専門分野を深く考察し、知り尽していながら、素人になれる人
賢く、心ひろく、自信のある人でないとできない
2016.02/07 ピカソ青の時代の秘密
小男である、頭髪は薄くなってきたが黒い、顔は老人を感じさせるが目に気迫がある、老眼鏡を使う
歩行に老人を感じさせず、背筋が真っ直ぐで姿勢がいい
黒のスーツに、黒のワイシャツ、白っぽいネクタイ、薄水色の膝まで届くような長いマウラー
当然だろうが美術評論家としてダンディーな装いで、お洒落を楽しんでいる
話の口調や語調に老人を全く感じさせない
大原美術館館長、高階秀爾84歳   以前講演を聴いたことがある2008.03/07 
2016.01/28 中京大学ロボット特集
1.スポーツ現場のロボット: ロボカップの歴史と本学ジャパン・オープン2連覇
   サッカーの世界チャンピオンチームに勝つロボットチームを創る国際プロジェクトがある
2.保健福祉現場のロボット: ロボットを活用した介護予防の実践
   ロボット介護機器開発5か年計画
3.生産物流現場のロボット: Amazon国際ロボットコンテストにおける3次元センシング技術
   Amazon Picking Challenge国際ロボット大会で6位

3番目の人工知能高等研究所 工学部副学長 橋本学先生のプレゼンが一番良かった
先生はHardware Software知識を完璧に掌握し、方向付けが適確な管理監督、
世界競争の中での日本の問題点や優劣、将来への展望などを講演され、素晴らしかった
2015.12/16 オトナと加齢の心理学
2015.12/05 食事の時間と健康
2015.11/23 オータムフェスト
2015.10/19 体性感覚から見える世界
2015.09/06 名古屋大学レクチャー
2015.07/20 倉本聰 「あなたは文明に麻痺していませんか 〜真の文明とは〜」
2015.06/25 一瞬の勝利を超えて 
2015.05/14 いのちをいかす いけばなの美と心
2015.02/12 織豊期の歴史と文学
2014.12/18 「知識・正義・メディア」
2014.12/06 名古屋大学レクチャー
2014.10/25 文化遺産の表象、19世紀における生成と変容
2014.10/16 この時代の工学教育を展望する
2014.10/14 What's mine.
2014.10/04 ビッグデータ
2014.09/27 ルネサンス
2014.07/20 なかにし礼 「この国のゆくえ 一志は千里にあり」
2014.07/08 イギリス文化と英詩 ールネッサンス恋愛詩と資本主義ー
2014.06/21 平家物語と史実&のっぺらぼう
2014.06/16 人間らしさの起源
2014.06/04 宇宙の中のサッカーボール
2014.05/28 日本「再創造」

2014.05/24 未来医療
2014.04/24 デジタル社会の落とし穴
2013.10/26 養老孟司
2013.10/24 情報通信
2013.10/09 知と挑戦
2013.07/14 戸田奈津子
2013.06/22 講座 「かぐや姫はどこから来たか」、「言語使用と規範意識 ―『全然』
2013.06/01 講座 数学の世界
2013.05/25 講座 数学の世界
2013.03/08 浜矩子
2012.10/27 金田一秀穂
2012.10/06 赤崎勇 青色LEDが 拓いた光の革命
2012.09/23 姜尚中「悩む力、生きる力」
2012/02/11 日本文学と日本文化をめぐって語る ドナルド・キーン
2010/11/18 Amish 
Living a simple life: the Amish of Lancaster country, Pennsylvania
2010/10/20 地球資源問題の現状と課題 中部経済同友会代表幹事 東邦ガス会長 水野耕太郎
2010/10/10 多様性の伝えかた
2010/04/21 橋本聖子 スポーツを通じた人材育成
2010/02/17 杉原輝雄 生涯現役
2009/11/04 人の生き方について考える 豊田通商会長 古川晶章
2009/05/13 世界金融の潮流と日本 HSBCグループ香港上海銀行在日副代表兼副CEO 山田晴信
2009/03/26 名古屋大学レクチャー 2008年ノーベル化学賞受賞記念講演 下村脩
2009/01/10 ガソリン1Lで1,500km走行する省エネカー 名城大学理工学部准教授 村上好生

2008/10/25 金美齢 戦後、日本が子供たちに教えなかったこと
2008/03/07 西洋の美 日本の美 高階秀爾
2007/07/11 グローバル化の向こう側  浜 矩子 -教科書が教科書でなくなる時
2007/03/02 人間力を育てる教育改革〜此の侭では日本は融けてなくなる  高橋宏
2006/07/17 茂木健一郎 脳と創造性
2006/07/16 國弘正雄 アメリカの品格を問う
2006/07/15 中坊公平 生きること、学ぶこと 今日から三日間サマーセミナー
August 7,2005 宇宙からの贈りもの 毛利衛
July 2,2005 キートン山田 声優
June 29,2005 知られざる昭和 篠田正浩
March 4,2005 可能性をつくる 建築家 安藤忠雄

2004までの紀行・講演など

訪問・探訪・講演 2003
持続可能なモビリティ社会の実現に向けて (2003.10/15)
〜先進的な自動車技術の現状と課題〜
トヨタ自動車株式会社 専務取締役 渡邉浩之

トヨタ自動車の”ものづくり”の一員としての誠実な人柄が講演を通して感じられたことが一番の印象である。
誤魔化しや無責任な考え方では物は作れない、そして世界中の人間社会の中で受け入れられ信頼される商品にしていくことはできない。
環境の問題、エネルギーの問題などモビリティ社会がかかえる問題は多岐に亘るが、日本人の英知と誠実さで取り組み、世界の冠たる先進技術国になることを願う。
ただ、年間10,000人もの交通事故死者がいて、100万件もの交通事故が発生している現状を考えると、交通事故回避のための先進技術開発の現状についても講演していただきたかった。
 
愛知サマーセミナー2003 (2003.7/19〜22)
多種多様に1000もの講座が開催された。印象に残った講座は、
スポーツと体−運動すると体はどうなるの?:湯浅景元 (中京大学体育学部・教師)
・だから戦争やテロが起きるのだ(バカの壁):養老孟司
伊達公子のいま=`驚き、感動、発見〜:伊達公子
でした。
その中でも、思い出される人は伊達公子さんです。世界のプロテニス界のランキング4位まで行った人だけに、一流の人間集団の中で学んだ多くのことを語ってくれた。当時シュテフィ・グラフは 世界の頂点に立ち記録と名声と富に恵まれた状態の中にいた。けれども、グラフは更に自らを鍛え妥協することもなく挑戦 していた。その心意気は何かを彼女なりに受け止め、我々に語ってくれた。スポーツを通して多くに人に影響を与えることの出来る人物だと感じた。
 
宇宙から見た水の惑星・地球 〜宇宙開発と地球環境〜  NASDA
講師:宇宙開発事業団 参事・スポークスマン 春山幸男
市民大学公開講演会 (2003.6/21)
1957年。山口県の山間の田舎に住んでいた。人類初のソ連の人工衛星スプートニクスが打ち上げられた事を聞いた。 どう言うことなのか余りピンとこなかった。10歳だった。教師をしていた父が「人工衛星の光が日本でも見られる」と言っていた。
今でもはっきり覚えていることがある、家族で食事をしていた時、何処からの情報か分からないが「人工衛星の光が見える」と言って妹を含めて家族で外へ飛び出た。 「それらしい光が見える」と父は興奮しながら夜空を見上げていた。私も夜空を見上げていたが「本当かな」と思っていた。父が箸を手に持ったまま裸足で飛び出 したので、母が笑いながら「箸ぐらい置いて来れば良いのに」言っていたのを覚えている。
1983年頃、会社から派遣されて大型コンピュータの勉強のためにPENNSYLVANIAへ行っていた。休日を利用してワシントンDCにあるSmithsonianへ見学に行ったときNational Air and Space Museumでガラスケースの中に置いてある小さな月の石を見た。余り感激はなかった。
宇宙を知ることはできても、地球を脱出し別な太陽系の惑星へ移り住むことは現時点では殆ど不可能である。いかに、この地球を大事にしていくかを宇宙探索と平行して真剣に考えねばならない時期に来ていると感じた。
 
第44回 中日クラウンズ 星野英正プロが初優勝
名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (2003/5/3-4)
「好きなスポーツは何ですか」と問われれば、「ゴルフです」と即答する。2日間じっくりプロのスイングを見せてもらった。
趣味のCategoryの中にスポーツがあって、好きで仕方がなく時間が有れば少しでも楽しみたい、そんな種目を持っていると、人生を豊にしてくれると同時に、Sportsman Shipやルール 、マナーを学ぶことによって人間社会の倫理をも教えてくれるような気がします。 野球やサッカー、スキー、テニスなど、歴史の中で何百年にも亘って続けられているスポーツは幾つもありますが、一般の人たちが年老いてからも楽しめるスポーツとなると、そんなにあるものではありません。
そんなことを考えていると、ゴルフの良さは老若男女を問わず混合でプレーができること。また、世界中何処へ行っても、その国々の人たちと広い自然環境の中で季節を通して楽しめることが一番の魅力ではないでしょうか。
 

真清田神社 献茶祭 (2003/4/22)
お茶を飲むことの作法を確立した日本の文化には感心する。何かを飲むということは色んな国々で、方法や種類が違 っていても、飲むということを通して人々の心の結び付きや作法、礼儀、教養から侘び寂びの文化へと繋げて行ったことは、この国の人達の心の豊かさというか、人間としての質の向上、いわゆる品格人格を重視してきたからに他ならない。欧米の主義がグローバル・スタンダード化している社会の中で、物を持つ文明の時代から文化を持つ時代へとシフトしてみることで、また私達の先人達が培ってきた生き方をもう一度振り返ってみることで、人生とは何なのかが見えてくるような気がした日になった。

 

名古屋大学博物館 失われた文化財  講演会
(2003/4/16)「失われたバーミヤン美術」 宮治昭 名古屋大学教授
(2003/5/9)「玄奘三蔵の道を辿って」 安田暎胤 薬師寺副住職、 「アフガニスタンと私」 前田耕作 和光大学名誉教授
(2003/6/30)「アフガニスタンと名古屋大学」(仮題) 清水哲太 トヨタ自動車兜寰ミ長、 ナジブラ・モハバット セントラルスプリング社長
(2003/7/11)「文明の十字路 アフガニスタンの文化」 
 藤井知昭 元国立民族博物館館長
9/11以来、タリバンやアルカイダ、オサマ・ビン・ラディンなどのことで、中央アジアのインダス文明地帯がTVで報道されるようになった。緑が殆ど無い広漠たる砂と標高の高い禿山の中に住み着いている人々が、民族や宗教問題を抱えながら数千年の歴史の中で、殆ど変わらない生活を繰り返しながら生きている様子を見ていると、日本人の素晴らしさを感じてしまう。
バーミヤン石窟美術の保護が平山郁夫画伯などを中心に叫ばれていたが、結果的にタリバンが壊滅的な破壊行為をしてしまった。山の壁面に掘られた50mにも及ぶ大仏や洞窟内に描かれた仏教絵画がすべて失われてしまった。人類が持っている創造力の逞しさと同時に闘争力の酷さを感じざるを得ない。ユネスコが復興するかどうかで検討しているようであるが 、平山画伯が言われるように、人類の負の遺産として留めて置くことも意義がある。また文化財の保護から考えると、先進国が持ち出したことで被害を免れていることもあり皮肉なことでもある。シルクロードの歴史とともに栄枯盛衰を辿ったバーミヤンを観ると、新たなものへの挑戦が人類の宿命のような気がする。

 

ランの館
シンガポール ゴー・チョクトン首相 来館
(2003/3/29)

ランの新品種「デンドロビウム・シンガポール・ナゴヤ 」の贈呈式がありました。
ランの館での植物解説や業務案内などを行うボランティアとしてフレンドリースタッフをしている当社の副代表が館長の依頼をうけて施設に関する通訳をしました。
首相は背が高く、たいへん素敵な人でした。

中京大学公開講座 「日本人の忘れもの」
五木寛之 (2003/3/11)

相変わらずダンディーで、登場してきた時の礼の仕方までが洗練されている。
人間の心の中には暗愁(あんしゅう)が居座っていて、長い人生の何時の日か暗愁が頭を持ち上げてくるものである。そんな時の気持ちを表現する言葉が世界中の国々では心に沁みる言葉として使われている。しかし、日本社会からは永井荷風が最後に使って以来、戦後の高度成長と共に、その言葉がマイナス思考として忌み嫌われ廃語と化してしまった。
理由は別にして失業やリストラと言うようなものは古代の時代からあって、今に始まったことではない、日本人の英知と勤勉でいつかは克服できる。しかし、心のデフレによって年間3万3千人もの自殺者がでている日本 (世界一)、私たちは人として、一番大切なことを戦後と共に忘れてきたのではないだろうか。
長い人生の間には、明るく元気で前向きに進める時ばかりではなく、暗く寂しくやりきれない時がくるものである。そんな時ハァーとため息をつ き、暗愁の気持ちを有りのままに表し、苦しい時には苦しいとため息をつき、悲しい時には悲しいと泣けば良いじゃないか。それでこそ人は生きていけるものである。
さすがに当代切っての文士だけあって話の構成と話術の上手さで、ぐいぐいと惹きつけられた。
外は寒波の影響で冬のような冷たい強風が吹き荒れていたが、心は今日の天空のように晴れた。


2002年

司馬遼太郎記念館 2002.6/22

  

読書によって、教えてもらったことは沢山あるが、
日本の歴史の中で、
自分という枠組みを忘れて、
素直に未来を思い、
さわやかに、
そして、 たのもしく生きていった人物を物語ることで、
人間の生き方の基本を教えてくれた作家は、
司馬遼太郎さん以外にはいない。
来館者ノートに「来て良かった」と簡潔に記した。

もともと中学生のころから読書は好きで、
20才代後半の頃から歴史小説を読みだした。
司馬さんとの出会いは、
「燃えよ剣」 が最初であったような気がする。
今でも覚えていることは、
終盤の辺りを読んでいて、胸の底から熱いものが沸き起こり、
涙が落ちて仕方がなかったことである。
(涙を流しているところを見られると恥ずかしいので 一瞬現実に帰って辺りを確認した。
新妻は風呂に入っているらしく湯船の音が耳に聞こえたので
続けて読み出した記憶が今でもある。27歳の頃であった。)

五稜郭まで来て、
これから先のことを、如何しようかと考えても如何にもならない状況の中で、
土方歳三の男の生き方や、
一緒にいた女性との別れなど、
自分の思いとは裏腹に、
すべてから、去って逝かなければならない辛さを
感じたのだろう。


1999年から2001年まで

■渥美半島 伊良湖岬 伊良湖ビューホテル

 

2001.5/27
島根県の出雲大社 Tiffany美術館 島根県立美術館 を巡って来ました。
松江市が素晴らしかった。宍道湖の東岸を中心に名古屋には無い、新しい息吹を感じました。メトロを中心とした都市の発達から地方の特色を生かした街作りへと移行してきている。
もう一つ気づいたことだが、もともと日本は海に囲まれた小さな島、豊かな割にはヨットやモータボートが一般の娯楽として浸透していない。狭い国土に高速道路ばかり作るよりも港湾設備を充実させて海の娯楽を充実させていく時代に来ているような気がする。
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Farewell Party Mr.小牧 2001/03/10,11
朝日火災の保養センター泊で浜石岳&御殿場&箱根
いつも色々なことに拘り、こまめで律儀で誠実な人柄の親友が九州へ転居しました。


・槍ヶ岳に登ったときの雄姿の写真を掲載します。
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京都 2000.11/6

 

産業技術記念館 2000.8/26

 

広島県呉市 2000.8/10
江田島の旧海軍兵学校の感慨


 

名古屋城周辺の桜 2000.3/n

 

田縣神社 豊年祭 2000.3/15

 

カウントダウンやろまい名古屋イン鶴舞
1999 12/31 11:59

 

豊田の平戸橋近くにある、FM愛知の創設者で会長の本田静雄さんの自宅で行われた、「誕生日と春の園遊会」に招待され行ってきました。 1999.3/n

狂言や日本舞踊を観覧し、抹茶や煎茶を飲んでの半日でした。

年を増すと、冬の季節は体力的にも厳しく、命を落とす人も少なくありません。
冬を乗り越え、桜咲く新たな春を迎える事が出来た喜びは格別なはずです。

万葉の時代を生きた人々も同じような気持であったのだろうと考えていると、日本の文化と共に培われてきた桜の園遊会は、生きて春を迎えることができた人々が喜び合う、格別な会合だったのかもしれないと、52回目の春にして初めて気づいた半日でもありました。
人: 本多静雄さん春の園遊会
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