<今年2016の読書本一覧> 2017年の読書本 2015年以前の読書本
★中学校の図書館にあった、今も忘れられない本 大人になって座右の書とした
<ナポレオンと四人の少年の中の一節> 「君も大人になってゆくと、よい心がけをもっていながら、弱いばかりにその心がけを生かしきれないでいる、小さな善人がどんなに多いかということを、おいおい知ってくるだろう。 世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。 人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じ様に空しいことが多いのだ。 君も、いまに、きっと思いあたることがあるだろう。」

著者の伝えを読み取るには、読者も同等でなければ、楽しめるものではない
あるときは、著名な著者と見解が一致した時は、自分の考え方が間違っていないと確信し味方を得たような気にもなる
ただ、一著者の考え方であって、それが全てではないことも知って読んでいる 時代は変化している

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物理学を変えた二人の男 
高校物理でファラデーとマクスウェルの理論が好きになった
二人に共通することは、
研究好きで、客観的で、粘り強く、倫理的で、
虚栄心や世俗的な野心がなかった
シュマリ:上中下 蝦夷地が北海道になる過渡期の時代にシュマリのような男がいて、そこに人間の歴史があったことを知るには良い、痛快性をもたせた人間のドラマだ
最後の秘境 東京藝大 教えるでもなく学ぶでもなく名誉や地位や金が欲しいでもなく自分の理念のままに生きる人に学生時代に会ったことがある だから凡人じゃあない
隠居学 裏方になって時間と自由ができる これにも頭がいる 暇という人生の最も素晴らしいものを生きるには技術と経験を必要とするからな
ビジネスエリートの新論語 司馬さんはサラリーマンにはなれない人だと思った 私も中学時代から先生たちに、お前はサラリーマンは無理と言われた 考え方がソックリで笑ってしまった
大国の掟 沢山の時事本を読んで記憶にとどめる天才、所謂、東大生のような記憶力と記憶量に優れた人だと思う 官僚型の典型のような人で実践家ではない
ビッグデータと人工知能 30年以上も前、コンピュータ会社にいて変革を感じたProgram BaseからData Baseになった時である 本の題と同じようなことが起きつつある
アマゾンと物流大戦争 確かに、購買者の欲望と抱える問題を解決してくれる その中で倉庫の自動化と改善が益々進む だから勝つし必要とされる
人間様お断り 才能、能力、意欲が違うようにAIの特殊性を生かすことがAI自身でできるように成れば可能性はあるかもしれない どちらが都合がいいかは人が決める
落語に学ぶ大人の極意 ちょっと庶民的すぎるな知性的なウイットWit(機知、機転)がなくっちゃあ半減する
ユーモアのレッスン 
心の余裕と、頭の良さと、知恵がなくてはユーモアは出せないが 
解する方も、同等のものがなくては笑えない
クソ真面目で馬鹿正直だけじゃあ
   
知的生活習慣 日々工夫改善をしてニンマリ喜んでいる私にとってはその通りと頷いた 確かに、生活があるのだから頭脳の方もあって然り マンネリは悪癖
隠居大学 歩んできた人生が、その人を作っていると思った したがって、どういう人生にするかが大切だが、人は、それぞれ才能と能力と熱意が違う 
三河の風 ひいき目に見ても、こう言う考え方があるのかと思った私が長州人だからかもしれない、歴史を振返って時代を考察すれば人の生き方は難しく、しがらみだらけ
春画を旅する 春画に関することが網羅 性に関することが赤裸々に扱われない日本の社会性の中でこのように記述されるようになったのは大英博物館の春画展にある
思考の整理学 現在を未来を予見するような事 すなわち、AI社会で人間は何をするかである グライダーではなく飛行機人間になれ! 従僕に英雄なし、である
ブラックジャック1〜8
大阪大学医学部卒医学博士だけあって医療に関連するできごとを網羅した短編集、
スパーマン的な医師が手術によって問題解決する
 「めぐり会い」に感動した

本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッタになったのか
ブッダの誕生から生涯を分り易く授業されている これは現代でも役立つ、人間社会の中で生きていくにはどうあるべきかが分かる



アドルフに告ぐ4今の若い人たちに、この様な日本があったのだということを知ってほしいと云う思いが伝わってきた
アドルフに告ぐ3世界的な背景や時代、民族、思想、男女関係など複雑な構成になっているので子供が読むには難しい、と言うことはオトナが読むにはちょうどいい
アドルフに告ぐ2全くの根拠の無い話ではないが、ストーリーにするには相当量の知識を本などから仕入れていないと構想をまとめ上げることはできない 凄い人だ
アドルフに告ぐ1  
これは面白そう
 出だしからサスペンスの様相を呈していて、
ぐぐぐと惹きこまれてしまった
 まるで映画を観ているようでミステリーとスリラーを感じた
私の英国読本
イギリスを知り
日本と比較し
良いとこるを自分の人生に生かすには最良の本だと思う
特に英国人と日本人の章は現在日本が抱える問題の本質を語っている
ブッダ8 祗園精舎 手塚治虫のブッダであることは言うまでもないが、彼の心に人間とは何なのか、宗教とは何なのか、ブッダとは何だったのかを追求し、人間としてのあるべき姿を描いたと思った
ブッダ7 アジャセ 小説のように文字で物語を進めるとイメージは読者の頭の中で展開されるが、マンガの場合はまさに映像が目にに入ってくるため言葉(吹出し文字)が補足する  百聞は一見に如かず
ブッダ6 アナンダ 不思議なものでインド映画「PK」が公開された PKのは何か?と思っていたら、この本の中にあった PKつまり念力能力は聖者といわれる人に、ある程度そなわっていた 
短歌を読む科学者たち 文系、理系と区分する人がいるが、それは両方とも理解できていない連中である 文武不岐の様に根っ子の部分は同じで武術やゴルフが上手い奴は頭も良い、特に文理は両道だと思う
ブッダ5 鹿野苑 悩みの災から逃れるには八つの方法がある。
1正しく見、2正しく思い、3正しく話し、4正しい仕事をし、5正しく暮らし、6正しく務め、7正しく祈り、8正しい生涯を送ることだ
ブッダ4 ウルベーラの森 立場を優先したり他人の目を気にしたりして制度や決まりに縛られて生きる人は多い、悟るとは心が吾にあることだと思った
ブッダ3 ダイバダッタ 欲と快楽で生きる俗人にはなりたくないと、人にできないような苦行をすれば悟りが開けるかというとそうでもない シッダルタの苦悩が続く
ブッダ2 四門出遊 誰でも組織の中に閉じこもっていては組織の中のことだけしか見えない、門から出て郊外で何が起きているかを目で見ることである
ブッダ1 カピラヴァストウ カピラ、聞いたことはあるが、その詳細を知る人は少ないし難しいテーマである いろんな文献を読み解き自分なりのマンガにした
ぼくのマンガ人生 手塚治虫の思考や人柄が伝わってきますね
一番感受性の強かった青年期に
空襲や敗戦で人間の尊厳や生死などを体験した
それをテーマに
マンガで表現しきった人生だったと思った
火の鳥10太陽編上 火の鳥11太陽編下 タイムカプセルに乗って古代と未来を行き来して人の世の生き様を物語にしている
火の鳥9宇宙・生命編 科学技術の進歩と人間の強欲の不変、永遠の不死鳥と人間の限りある生命を対比させ他者への傲慢さが我が身に降って初めて知り後悔し償いをする
火の鳥7乱世編[上] 火の鳥8乱世編[下] 平清盛から源義経までの歴史を絡めて栄枯盛衰と不死鳥の物語、夏草や兵どもが夢の跡を思い出す
火の鳥6望郷編 地球脱出の話は多いがシュールな物語にし漫画で表現するとなると才能なくしてはできない。実際に起こりうるだろう普遍的な問題を絡めている
火の鳥5復活・羽衣編 生きることと死ぬことの感覚を死んで再生された人間はどの様に感じるのかをテーマにしている 漫画とは言えおもしろいとは思わなかった
火の鳥4鳳凰編 日本古来の歴史、それに絡む宗教観に凄く影響を受けていると思う、古人が生きた時代のできごとを絡めせて、それを物語として漫画表現できる人である
火の鳥3ヤマト/異形編 古事記や古典文学などを沢山読んだに違いない、それを手塚流に物語にする才能と子供が持つ空想の世界に耽るようなところが手塚漫画だと思った
火の鳥2未来編 今話題の人工知能の未来を予測しているような世界を描いているし人間の本質を描いてもいるし宇宙の存在を生命として描いてもいるまあ漫画ですよ
火の鳥1黎明編 すごく評判が良いので漫画の印象よりも、吹出しの言葉に平易で砕けた面白さ持たせながらも非常に幅広く奥深い豊富な知識が根底にある多様性を感じた
真空のからくり 難しい!原子では表せないものが宇宙にはある真空、物質、重力、ダークマター、ダークエネルギーなど、まだまだ未知だらけということだけが分かった
量子力学のからくり
「若い時に自然科学の知識をある程度習得しておけば、ものを見る目も変わり、人生をより豊かにできるし、生活態度にも影響が出てくるもの」確かに、その通りだと思った


アインシュタインの発見
本当に分り易く解説される山田克哉先生が好きになった 真に達観している人は記述が上手 光、物質の質量、重力、時間、空間など相対性理論を知る知らないで違いがでる


光と重力 ニュートンとアインシュタインの人生と理論を追う、いずれも20歳半ばで物理界を激変させる理論を発表した、理論だけでなく生き様も知ることができた
光と物質のふしぎな理論 いくらファインマン先生の名解説と言えども、光子や電子に対し、ある程度の基礎知識や物理学に興味がなければ、理解完読はできないと思った
光と電磁学 彼ら二人なくして電気エネルギーは成り立たない、難しい理論は大学で学んだが、二人の生い立ちや彼らの研究課程を知るにはよい本だと思った
光と電気のからくり
高校生のころ物理、化学、数学が好きだった理論の美しさの様なものに夢中になっていた
70歳になった今も頭が冴えきって電気理論の面白さを味わうことができた 名著!


光とは何か
光について知りたいことがあれば先ずはこの本からだと思う 平易な言葉と図で説明されている 
光子は質量も電荷もゼロだがエネルギーを持ち光速で動く、E=MC²?真空中は波として振る舞い、目に入ったり物質とぶっつかったりする際は粒子として振舞う


世界を変えた17の方程式
logxy=logx+logy、i²=-1、F-E+V=2、H=-Σp(x)logp(x)、E=MC²、a²+b²=c²などの方程式が何を表しているのか? 
なぜ重要なのか? そこから何が導かれたのか? を解説 相当に難しいが理解した時は格別!


VRビジネスの衝撃 百聞は一見にしかず、というが百見は一体験にしかず、だと 確かに 体で感じる交合しかりだ     
贈り物 漫画を現実からの 逃避場所にしないで読者を満足させている 凄いことだと思った
シンギュラリティは近い ノイマンが云うように加速度と特異点による指数関数的なパラダイムシフトが起こるという話、座標軸でy=x²を思えば分かり易い
世界でもっとも美しい10の科学実験
幼少から抜群の頭脳明晰、知りたいと思う好奇心が強く飽くなき探究心あり、原理原則を応用する思考と独自の発想が奇想天外で、ずば抜けている 
特に読解力、物理、科学、数学・・・一般社会は「どんぐりの背くらべ」競い争い一喜一憂している


ガラパゴスを行く 人類生存の危機、都市の崩壊、そのような日かいつか来るだろうが、生き長らえる人たちは自然と共に贅沢なく細々と生きている人達だろう、と思った   
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
健康な心は健康な体あってこそのものである運動は解毒剤であると同時に予防薬でもあるストレスに強くなるには定期的に適度なストレスにさらされることがよい、確かに納得毎日歩くかゆっくり走るかし、週に2,3回は走り、時々全力疾走 読んで得ること多し!


もうひとつの「世界でもっとも美しい10の科学実験」
真理を探求する頭脳と志が堪能できた今我々は当たり前の様に恩恵を受けているが彼らの発見なくしてはない
一読すべき本


在原業平 権力や名声を得を得たい気持ちは誰にでもあるが、その部分の欲を少し削ることで雅とか風雅を感じさせる人が時としているが、そんな人物だったのだろう
はまぐりの草紙 いい意味で、お伽話による、人の生き様の道徳性(儒教的な親孝行)が幸福へ結びつくという短編が、日本の過去の国民性の中にあったと思った 
浮世絵で愉しむ源氏物語 太平で平時の時に何を成すかで人の力量が決まるものである 菱川師宣、奥村政信の発想は日本の浮世絵の出発点であった
ナショジオが行ってみた究極の洞窟 秋芳洞へ入ったことがあるが規模が違いますね 地球規模でものが考えられる思考力がなくては、おらが村の天狗さんになってしまう
松尾芭蕉おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 俳句で明日以降も食べていける保障がない時代、強固な志しなくしてはできない やはり並の人達ではない
源氏の男はみんなサイテー 帰属して生きてきた男たちの性格、性分、本性を、紫式部は逃さず感じ取り、それを源氏物語にした今の時代でも一緒

カラダで感じる源氏物語 紫式部は人を知り尽していて、それを縦横無尽に物語れる才女だと思った大塚さんは光源氏のセックスを軸にした物語として時空を超えて解説
快楽でよみとく古典文学 人類が現在まで生きて来れた原点は性であるマンチンのマンチンによるマンチンのための性は生存の生と政治の政で今も変わらない
感情を出せない源氏の人びと 著者の紫式部が、作中の人物の喜怒哀楽をどの様に物語ったかであって、他の著書と比較したり、その時代や平安貴族がそうであったかの如く論ずるのはいささか
メインの森をめざして 
人生最高最大のターニングポイントになっただろう体力気力精神力に言葉や柔軟性など心の余裕なくして3500`のスルーハイカーはできない
登山を少しかじっただけにその凄さが良く分かる 後にALSとは悔しかっただろう哀悼


芭蕉の風雅 
「実に居て虚にあそぶ」心が俗から抜けられない状態「虚に居て実をおこなふ」風雅のに心を置いて現実の世界で遊ぶ
確かに、仕事でもスポーツでも趣味でも、心は同じだ!


俳句の基本とその応用 講釈や解釈は人それぞれで絵画も音楽も作者の意図したことは分らない俳句も俳人の心の真意は分らないもの俳句は気楽に創作を楽しむものである、と私は思う      
本当はひどかった昔の日本  
大塚さんの他の本も読みたくなった よく勉強をしている 
古典の切り口が今までにないもので 日本人の本心本音を纏めたもので面白い


本当はエロかった昔の日本 
古典文学などに書かれた人間が持つ性愛の欲望を正面から赤裸々に考察し時代背景とともに移り変わる金権勢力に
翻弄される男と女の自愛と欲望の気質体質を適確に捉えている
        

春画の楽しみ方 春画の分類ですカテゴリー別に見てみると欲望の状況は限りないなるようになってしまう男女の仲出会ってその気に成ればそうなるのが普通だった
続 春画 色模様百態 江戸では春画が商売繁栄したが、なぜ上方では商売にならなかったのか?江戸には権勢と財力が満ちていた芸術は金権女で育つと思っている  
名句即訳 芭蕉 芭蕉が生きた時代を省みることなく現在の机上の上で尤もらしく講釈するのは如何なものかと、人の人生体験はさまざまで其の心は計り知れないものである
一茶 もの書きで飯を食っていく難しさ辛さに藤沢周平さんは共感したに違いないが、二人共多くの人に感動を与え存在している、人生の帳尻は合っている、と思った
超辛口先生の赤ペン俳句教室 手垢のついた表現、発想の吹き溜まり、凡人的発想はだめ! 他人が目を向けそうにない所に目を向ける意識が重要!俳句も仕事と一緒だな             
なぜ芭蕉は至高の俳人なのか 
芭蕉を知るには最高の本、俳諧とは何かを知ることでも当初は漢詩や和歌などを真似た短い言葉での表現が好きだったのだろう
だが奥深さを知れば知るほど楽しくなり題材を求めて旅をすることになる相当の感性と文才と人間性のある人だと思った   心入る  


俳句と川柳 違いを知りたいと思って読んだが明確な答えは得られなかった当たり前かもしれないが 文芸の世界に境界はない言葉のゲームとして愉しめばよいと思った 
俳句とエロス 世の中は花鳥風月だけではない寧ろ男と女の交合があるから全てが成り立っているそれを蔑ろにした文芸はありえない エロスはGoalよりApproachにあると思った         
忘れられない名句 音楽を聴いても映画を観ても絵画を観てもスキーヤやゴルファを見ても、深く心や脳裏に焼き付くものがある、俳句も同じ無駄のない美であると思う
松尾芭蕉この一句 
誰もが好きだという句は、情景が見える口語に流れがあるリズム感がある
言葉が易しい、そして粋あったり美しかったり笑いを誘ったりすると思った   


芭蕉 連携と云うものは難しい陸上競技のリレーのバトンみたいなもので速く走ることも然ることながらキチンと次走者に渡す責任が伴う連歌は私好みじゃあない
笑う子規 
父が若いころ脊髄カリエスになり肋骨を切り落とした痕跡を何度も見た
「病牀六尺」を読んだことがある明るく観察力ある俳句を厳選したもので 楽しめた
 
 

この俳句がすごい! 絵画と一緒で、名画をたくさん見ることで、目が肥え、審美眼の水準が高くなる俳句も数限りなくあるが、名作を数多く復唱してみることだと思った
季語の記憶 確かに、季節を求めることで、時期が明確になる時期が明確になることで、時間が明確になる時間が明確になることで、状況が見えてくると思った
一億人の「切れ」入門 武術で云えば、一つの型をビシっと決め、次の型へと移っていく間があることで一つ一つの型の役割が明確になる それに似ていると思った
決定版1億人の俳句入門 
勉強になったパイプライン処理のロジックに匹敵する文字理論しかも俳人の知能、創造力、人格、生き様が現れるためたやすくない文字のクラッシック音楽だとも思った 



美しき、季節と日本語 文字というものは読者のためにあるとなると、相手の立場や気持ちになった書き方があるが、四季を感じるような心の余裕も併せ持たねばと思う 
100年俳句計画 好きになるには?それは自信しかない だが次なるものが待っている「知之者不如好之者 好之者不如楽之者」楽しむものになれば一生ものだと思った 
 
超カンタン俳句塾 脳というよりも好きだから続けられる、ある程度達成してくると、規律(型.形)と自由を重ね写すことができる、芭蕉が云う不易流行だと思う
子規365日 
夏ちゃんが好きになって読む自信を裏付ける奥深い勉強と実績を感じた
男も女も50歳くらいから実力が開花する人生を歩まなくちゃあ駄目だな
   
   

謹訳 源氏物語1 読み易い分かり易い 男にしろ女にしろ美を好む10巻までは???  
謹訳 源氏物語 私抄 
謹訳 源氏物語を読む前だが 1000年以上も前に書かれた源氏物語が如何に何故、素晴しいかが良く分かった
 紫式部は紫上に自分を置き換えたのかもと思った 
   

ゲゲゲのゲーテ 「他人を自分に同調させようなどと望むのはそもそも馬鹿げだ話」「否定的であることは無に通じる」ーーーゲーテとの対話より

「意志の力が成功しない時には好機の到来を待つほかない」 「人は努力している間は迷うに極まったものである」
 ーーー苦労を知らない人には分らないと思った 

「品位とか貫禄とかいうものは自己の力によってそなわるわけではなく満腹という胃袋の力によってそなわっているものなのだ」
 ーーー戦争に行って、ひもじい思いをした人の言葉だと思った

「知足安分:足るを知り分に安じる」ーーー 貧乏な漫画家の時に体感した言葉だと思った
「賢明な人は1っの専門に限定して通暁する」ーーー 漫画しかない
欲望の美術史 「美術とは人間の文化的な営みであるとともに、より原始的で本質的な欲求の表れである 保守と前衛は本来対立するものではなくコインの裏表なのだ」 
競争力 
ゲイツ氏が今年の夏に読む本に選んだ
矢張り、違うな! (親孝行でもある)
並じゃあない! 三木谷浩史 

科学は歴史をどう変えてきたか 
ボイジャー1号が最初に出てきて気に入った 慣例に従わず、人と同じことをしない  違いを恐れない 閃きを大事にする  心入る
  

 
三国志 実践編 人間は変わらないが、時代が環境が状況が余りにも違い過ぎる 中国の広大な大地、他民族間の争いは日本の戦国の比ではない 所詮、文字書きの物語    
春画入門 
浮世絵の起こりから市井への広がり、それが春画へと
日本人が持つ美意識に対する高度な要求が浮世絵、肉質画、錦絵と発展し世界が認める最高傑作へとなっていった 
  

江戸艶本への招待
 江戸庶民の審美眼と美術商売感覚が艶本へと発展させた日本人が持つ商品へのこだわりや品質、性能、美意識は江戸の文化があったからだと思った
江戸の春画 男と女の出会により性へと発展する状況にはいろいろある性交絵とその状況が言葉で説明された春画百般を解説して、性力が生力に通じる
恋する春画 春画を観ても、いきなり交合の部分に眼をやるようじゃ、またまだツウじゃあない浮世絵春画には、見る前に読むべき書き入れ文がある  
春画と人びと 描いた人観た人広めた人 武器とポルノは絶対に儲かる商売、著名な浮世絵師の殆どが描いている、安定と豊かさの中で購買力が強かったに違いない
春画浮世絵の魅惑 春画の中に書入れがされているどのような状況なのか解説されていたり男と女の会話であったりして性交の場面は今も変わらない
錦絵春画 浮世絵とは何かと問われれば春画を観てくださいと答えます
春画と肉筆浮世絵 元々、美しいと感じるから口を聞き始め寄り添っていきそれがやがて進んで
肉筆浮世絵  ボストン美術館蔵 岡倉天心のお陰で今も観ることができるしかしマトモにハマっているだけに当惑したらしい

浮世絵春画を読む(下) 見ることは知ること知ることは為る(する)こと為ることは感じること感じることは続けることに、と思った
浮世絵春画を読む(上)
 「秘すれば花なり」、と言う言葉の通り秘すれば好奇心をそそるだから、ああ蝶になる、ああ花になるどうにもとまらない、と思った
よみたい万葉集 万葉集に興味ある人に更に興味をそそるようにアレンジされた優れ本 古代にも現代にも共通する鳥笑夢などに対する感性を現代と対比して読むと面白い
北斎 漫画と春画 「富嶽三十六景」だけを観て北斎をわかったと言っている人は上辺しか知らない画狂人の天才は春画にも及んでいる江戸人は審美眼が鋭かったに違いない
浮世絵の極み 春画 春画をいやらしいと言って偏見をもっている人がいるとすれば日本美術が全くわかっていない人だと思う茶華道にも通じる美意識の世界が春画にもある
スーパーニューマン誕生!人間はSFを超える Virtual Reality VRの将来が注目されいる 人間を補強するロボットも進んでいる  人とAIが共存する社会ができるだろう

イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方 ”短く働く”のに、”なぜか成果を出せる”人たち
 24年前イギリスに行ったとき感じたことがある
 在るが儘で無理をせず、自然に逆らわず、シンプルな生き方だった 日本より100年先にいると思った
   

科学の発見 第十四章の革命者ニュートン、続く、量子理論は良かった ファラデーによる電磁場理論マクスウェルの電磁気学は学んでいただけに懐かしく読めた
サイロ・エッフェクト 他部門との連携を持たず自己完結し孤立してしまう 40年前に情報処理はProgram BaseからData Baseになった が医療は病院、診療科Baseで今も患者Baseでない
ゼロ・トゥ・ワン 日本は追随国 飛鳥、奈良時代から中国がお師匠様 明治以降はヨーロッパ 敗戦後はアメリカ 0→1の発想より、真似る1×nの方が楽だが、師匠を超えられない
わらう春画
 気取った顔、苦みばしった顔をしていても 交合の快感を感じている恍惚の顔が本気である
 状況や人の心の分析力は他を圧したものがある
  

葛飾北斎 春画の世界 芸術文化の発展にはパトロンが不可欠であると思う
ニッポンの春画百科 下巻 世界の中のニッポンと百姓根性の日本を感じる
ニッポンの春画百科 上巻 何もかも日本人は灯台下暗しだよね
春画 色模様百態 いろいろな体位でやってみたい人情を描く
春画 江戸の絵師四十八人 欲する人々がいるから供給する人々がいる
春画にみる江戸の性戯考 江戸時代、性を楽しむ情報源だった
絵入春画艶本目録 春画に魅了され春画一筋の人生を、凄い
春画に見る江戸老人の色事 分かるな!年をとってみないと分らないこと
江戸をんなの春画本 女性がその気にならなければ、ことは始まらない
恋のむつごと四十八手 確かに、いろいろ試してみたくなるのが
口説きの四十八手 世の中すべて、いかにアプローチするかで、決まるもの
春画のからくり 秘すれば花なりというが、隠すから見たくも、やりたくもなる
肉筆春画 富裕層の道楽の一つとして流通したのだろう 生と性は生物の生理
江戸のSEX 太平の時代が来て飲食に満足した人々の娯楽といえば
春画Erotic art in japan
 大英博物館の春画展がきっかけで永青文庫も刊本も増えた
 自国の美術も海外追随、なさけない
 The British Museum     心入ること   


厚黒学 中国古典をバッサリ切り捨て、生存の中国人気質をえぐりだす
国が崩壊しても平気な中国人・会社がヤバいだけで真っ青な日本人 香港上海で凄まじさを観た。必読




日本語のレトリック 情景や心情を美辞麗句に誇張し甘美な体裁をする言葉遊び
いつまでも若いと思うなよ 老いても、品格を感じさせる人に会うと自分もそうありたいと、思うな
カエルの楽園 日本の寓話、愚かさとは、どう云うもので、どの様になっていくのかを物語っている
万葉集で親しむ大和ごころ 喜怒哀楽に和歌を分けて。今も昔も変わらない心
万葉秀歌 上&下 10代で結婚をし平均寿命が40歳の時代、情が純で素直である
平城京に暮らす 太陽時間、自然生活、娯楽なしでは食と異性になってしまう
平城京の時代 日本の青年期、大人の中国を手本に学び真似て国造りをすすめる 
三国志読本 宮城谷さんは中国史に自分の居場所があり知ることで好きになり楽しんでいる
京都の歴史を歩く 古都に期待して行っても、京都市しか感じられなくなってきた
蘇我氏の古代 これを知っていれば天皇陛下万歳で死ぬことはなかったかも
蘇我氏とは何か 歴史に興味は何故、どうして、どうなった。学びの原点
オイディプス王 2500年も前に執筆された悲劇とは思えないが内容は神話 
孟嘗君と戦国時代 宮城谷さんは焦らない動じない心と明晰な頭脳の持ち主だと思った
古典を読んでみましょう 枕草子。1日を季節で表すと、あけぼの春、つとめて冬、夕暮れ秋、よる夏
これで古典がよくわかる和歌、随筆、日本語の成り立ちが分かった



杜甫 日本の文人詩人俳人がこれ程迄もお手本にし真似ているとは「国破山河在」は思い出す
李白 山頭火のような生き様をしたのではと思った。好きな詩なし
陶淵明「及時當勉勵 歳月不待人」若い時こそ大いに楽しみ遊びなさい歳月は人を待ってはくれないのだら
白楽天漢詩で綴つた男の人生、科挙に合格し官吏の道を歩むが順風満帆ではなかった
彼の生き様が好きになった 彼の詩の中でも 蝸牛角上争何事 石火光中寄此身 随富随貧且歓楽 不開口笑是痴人が私の考え方と似ていて大好きになった
2010年の年賀状PDF voyager1 earth photo            心入ること


孟子 君子の心得など、孟母三遷は今でもハッキリ覚えている
大学・中庸 私利私欲の人間どもに儒教の至誠がどれだけ受容さるか考えたことがあるのかと思う言葉のお遊びではないのか
万葉びとの奈良 奈良の都で生きた人々、平城京のこと遷都など古代の歴史が良く分かった
韓非子 生死の乱世下克上の時代、君主は如何に支配すべきかの思想
老子・荘子 私は儒教より老荘思想の「無為自然」を好む
孫氏・三十六計 兵学の謀略駆引き奇策で勝利し、逃げるが勝ちもあり
論語 孔子は儒教の仁義で身分の縛りや固定、権力者に気に入るような体制の維持安定を思想としているような気がする
史記 人間とは何かを知るには良い中学生の頃の漢文を想い出した 「士為知己者死」が好き
竹取物語 作者は物語や文献を多読し民話を聞き世の出来事に敏感だったと思った
近松門左衛門 曽根崎心中、国性爺合戦は記憶にある 能楽や狂言と同様に浄瑠璃や歌舞伎も観賞するものだと思った
 無表情の能面で形を舞う役者と物語に情操を巡らす聴衆、共に心情を察する豊かな人間性がなくては楽しめるものではない
太平記 源頼朝が鎌倉に武士政権を樹立し続いて北条氏が執権を握る、後鳥羽院は奪回を企て失敗流刑、後醍醐天皇も企てるが足利尊氏が室町幕府を
古事記 時の権力者が地位を正当化し統治するために書いた本
おくのほそ道 李白の「春夜、桃李園に宴するの序」に倣っていたとは「夏草や兵(つわ)どもが夢の跡」が好きだな
万葉集 あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり 和歌のはしりかな
南総里見八犬伝 中高生の頃読んだ記憶が蘇ったダラダラ長すぎ
紫式部日記 宮仕えのルポルタージュのようで鋭い観察眼、感受性の豊かさ、執筆のポイントを付いた簡潔さ、視野思考の幅広さが際立つ
良寛 旅と人生 人のEgoismに辟易し地位名誉金品を欲せず不自由な中で自由な生き方を貫いた、良心と寛容の人だと思った
謡曲・狂言 世阿弥の風姿花伝。まことの花は「秘すれば花なり秘せずは花なるべからず」 秘伝があるから努力する!
梁塵秘抄 「遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけん遊ぶこどもの声聞けばわが身さへこそ揺るがるれ」 童心を忘れたら老心になる、と思った!
百人一首(全)
 「いにしえの奈良の都の八重桜けふ九重ににほいぬるかな」 実に見事な和歌、大好き!       心入ること 
  

 
とりかへばや物語 姫君の男らしさ若君の女らしさが成長とともに女になり男になる話。千年前の話だから凄い!



更級日記 思い叶わずの女の一生を綴るが私の琴線に触れなかった 
蜻蛉日記 読み終えたら、かげろうのように頭から消えた
新古今和歌集 「田子の浦にうち出て・・・」「ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく」情景が見える!
堤中納言物語 あまり面白くはない平安時代の日常の男女関係
うつほ物語 琴と奏法のファンタジー、源氏物語よりも古い
0葬 私は高校の時から葬式も墓も不要の考えで死んだら埋めるか焼いて存在なしの無



大鏡 三人の爺さんが平安貴族の政略陰謀抗争確執などを語る 太宰府の菅原道真もでる
今昔物語集月の中の兎、八幡太郎義家、藤原為時の話を小学のころ母から聞いたが、この本が元だったとは 
 一番好きな話し 巻25第12話 源頼信朝臣男頼義射殺馬盗人語 第25巻12話
 気に入った文面(今昔物語集 角川ソフィア文庫ービギナーズ・クラシックス P146〜148)  心入ること 


西行:魂の旅路 どう詠むかではなく、なにを詠むかにこだわり花と月、自然を愛した人だと思った
古今和歌集 君が代。秋来ぬと。色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける。忘れ草何をか種と思ひしはつれなき人の心なりけり
    心入ること

  

 
幕末維新を動かした8人の外国人 海外へ出て外交する才能、能力、意欲、勇気・・凄い
レンズが撮えた19世紀ヨーロッパ 写真は事実を語りますね
GDP<小さくて大きな数字> 国力の数字表示にしのぎを削る政権
伊勢物語 昔、男ありけり。色恋や心性の縺れが百態あり、今も昔も変わらない 世の中に絶えて桜のなかりせば人の心はのどけからまし
平家物語 源平の栄枯盛衰と哀歓の中で武士道の覚悟、いさぎよさが確立したと思った
土佐日記 心情を和歌で詠みながら土佐から京都までを綴る
和泉式部日記 手紙で焦らし思わせ多数の♂と情事る♀の日記
徒然草 兼好は素直な目線で世間を眺め、人としてのあり方を論評している
方丈記 長明が体験し観てきた世の中は無常であった。人はどう生きるべきかを語る
枕草子 ものの捉え方、見かたに才能あり、言い回しに品格と教養を感じる。才女
枕草子 清少納言は頭脳明晰で感受性が豊か。若く容姿端麗で愛嬌があれば逢瀬したいな
菜根譚 人としてのあり方を比喩し論評している。動乱の中国でも人としてのあり方は一緒だと思った
菜根譚 若い頃から幾度も読んだが歳を重ねるごとに深く味わえるようになった
源氏物語 宮中に頭脳明晰で眉目秀麗、身体強健、健啖快食、達筆、博学、雄弁の光る男性がいると穏やかではないだろうな
源氏物語 紫式部 日本に皇族と貴族が存在したからこの様な物語ができた、その意義は大きいと思った。男女の愛の遍歴は普遍だな

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