過去の備忘記

2011(H23)年の備忘記

2010(H22)年
2009(H21)年
2008(H20)年
2007(H19)年
2006(H18)年
2005(H17)年

Index
2010(H22)年
12/08 西本智実ラトビア国立
12/08 Life art nouveau展
11/18 Amish 公開講座
11/02 庄司紗矢香
10/27 トリエンナーレ2010
10/27 チュニジア世界遺産
10/20 地球資源問題の現状
10/10 多様性の伝えかた
09/01 蜘蛛 待つことの奥ゆ
08/28 名古屋グランパス
07/13 邂逅7/13X7/31=∞
04/21 橋本聖子
04/10 長谷川等伯松林図屏風
03/07 北大路魯山人
03/06 映画Hurt Locker
03/01 映画インピクタス
02/18 大ローマ展
02/17 杉原輝雄 生涯現役
02/03 宝塚歌劇月組講演
01/11 日本の美と出会
01/02 映画Avatar

2009(H21)年
11/29 市民の「第九」
11/04 人の生き方について
10/01 ジャン=ギアン
08/08 ミュージカル
06/28 金沢市 兼六園
06/08 ゴーギャン展
05/13 世界金融の潮流と日本
04/09 京都 嵐山
03/26 名古屋大学レクチャー
03/16 田渕俊夫展
03/04 京都 世界文化遺産
01/15 モネ 「印象日の出」

01/11 庄司紗矢香
01/10 ガソリン1Lで
01/05 絹谷幸二 展
01/01 初日の出


2008(H20)年
11/25 立芸術大学管弦楽団
10/31 3rd Granddaughter
10/25 金美齢
10/12 2nd Granddaughter
08/02 東山公園テニスセンタ
07/27 名古屋港
07/26 八事霊園
07/25 中川運河
07/22 ナゴヤドーム
07/12 名古屋大学レクチャー
07/08 隼人池&日赤病
07/02 古文字と中国古代史
06/28 18世紀英国の庭園
06/26 ヤマモモ
06/24 My Yorkshire Terrier
05/28 芥川賞作家 諏訪哲史
05/24 上南交歓演奏会
05/20 つつじ
04/16 源氏物語
03/31 宝塚Me and My Girl
03/07 西洋の美日本の美
03/01 MOA美術館
02/10 ボストン美術館
01/12 ロートレック展
01/09 京都 北野天満宮
01/02 宝塚 紫門ゆりや


2007(H19)年
10/16 神尾真由子
08/24 第5回トヨタ輸送
07/25 小澤征爾音楽塾オペ
07/22 ドルチェ弦楽合奏団 
07/11 浜 矩子
07/07 日本アマチュアゴルフ
05/22 ダリ展
04/10 安野光雅の世界
03/22 シャガール版画展
03/21 上海老飯店
03/21 両洋の眼展
03/21 名古屋国際音楽祭
03/11 NHK 新日曜美術館
03/08 映画 Dreamgirls
03/04 ランの館 MIDLAND
03/02 人間力を育てる教育
02/17 耳順
02/09 日展
01/30 エルミタージュ美術展
01/14 熱田神宮
01/02 新年会
01/01 初詣


2006(H18)年
12/30 映画 フラガール
12/20 中野振一郎のバッハ
12/02 四大浮世絵師展
11/30 スクロヴァチェフスキ
11/29 エルミタージュオーケ
11/28 県立芸術大学 定期演
11/27 ゴルフ愛友会 京が野
11/13 ゴルフ 小原CC
11/03 MIHO Museum
10/11 県立芸術大学定期演奏
07/22 M氏 のHole in one
07/17 茂木健一郎脳と創造性
07/16 國弘正雄アメリカの品
07/15 中坊公平生きること
07/10 Golf 新陽
06/27 Niki de saint phalle
06/25 豊橋交響楽団定期演奏
06/07 ロシア交響楽団
05/25 ゴルフ 青芝会
05/22 映画Good night and
05/15 愛知県美術館木村定三
05/15 水野美術館所蔵の横山
05/12 ゴルフ 愛友会
05/01 ゴルフ シーズン到来
04/29 スキー
04/15 名古屋国際音楽祭
03/31 海 御前崎中田島砂丘
03/26 指揮者 西本智実
01/04
 映画Always 三丁目の
01/01 初詣


2005(H17)年
11/21 ソウル
11/02 徳川美術館
10/02 映画 蝉しぐれ
09/19 EXPO Asia POP
08/07 宇宙からの贈りもの
08/07 東山魁夷展 メナード
07/16 ボストン美術館の巨匠
07/13 EXPO アムール タカ
07/02 講演キートン山田
06/29 知られざる昭和篠田正
05/29 EXPO 青春のグラフ
05/25 名古屋市バス 大人と
05/19 蝉しぐれ 藤沢周平
05/18 ルーブル美術館所蔵 
05/14 祖父になる
05/04 自然をめぐる千年の旅 
04/21 EXPO
04/05 平成の洛中洛外 平山
03/26 宝塚歌劇マラケッシュ
03/04 講演可能性をつくる
03/04 万国博覧会の美術
02/28 上海  写真集
02/15 ロートレックとモンマ
02/12 映画 Ray
02/09 第36回日展
01/03 鍋パーティ
01/01 初詣


12/08 音楽:Adagio
11/19 冠婚:息子の結婚
10/05 衝撃:Steve Jobs
09/22 映画:アジョシ The man from nowhere
04/22 映画:アメイジング・グレイス Amazing Grace
04/17 観戦:東建ホームメイトカップ
03/20 挨拶:縁があって
03/12 映画:英国王のスピーチ The King's speech
03/11 衝撃:東日本大震災
01/17 記憶:震災から16年
01/16 感動:大雪
01/02 新年会:
01/01 年賀:年賀状
特記:ー昨年最も印象に残った言葉ー

2011/12/08 Adagio 西本智実
今年も招待して頂きました。
いつもClassicFMでよく流れている好きな曲ばかりだったので、本当にComfortできアドレナリン受容体が活発になりっぱなしでした。本当にくつろげました。

いきなり「オペラ座の怪人
一度聴けば忘れられない不思議な予感を感じさせるこの曲、これを作曲した人は只者ではないと直ぐ気が付くはずだ。
ミュージカルの作曲家。映画「エビータ」でもよく知られている。Andrew Lloyd Webber
またミュージカルといえば、この人を知らない人はいないだろう。
キャッツ、レ・ミゼラブル、オペラ座の怪人、ミス・サイゴン、オリバー、イーストウイックの魔女たち、メリー・ポピンズ、・・・類稀な天才プロデューサーCameron Mackintosh


他にもミュージカル「レ・ミレザブル」、「アスペクト・オブ・ラブ」、ミス・サイゴン」などが演奏歌された。

ムーン・リバー
映画「ティファニーで朝食を」で、人気のない早朝のNY、5番街のティファニービルの前でイエロキャブを降りたオードリーヘップバーンがウインドウショッピングしながら紙袋からクロワッサンを取り出し口にくわえ、紙コップに入ったコーヒを取り出して朝食をとる。
その情景の中でヘンリー・マンシーニが作曲したムーン・リバーが流れている。上品さと愛らしさを持つオードリーだからこそ様になっていて実に格好よく、いつかNYで真似したいと思ったりもしたものだ。
音楽ではアンディーウイリアムスの声が好きだった。(私にとって青春が持つ楽しみを満喫していた時代だった)

ピエトロ・マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲は大好きだ。本当に耳障りのいい美しい曲で、特に間のある響きと気持ちを高揚させてくれる音程のある響きがなんとも言えない。
ロバート・デ・ニーロが主演した映画「レイジング・ブル」で流れている。

くるみ割り人形の「花のワルツ」、広々とした空間の中を咲き誇った花々が縦横に軽快にワルツを踊っている様が目に浮かんでくる。
チャイコフスキーはモーツアルトと共に大好き。

ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」、軽快なワルツの中で仮面を付けたことで本性が赤裸々に大胆になってゆく。

アルビノーニの「アダージョ」、静かに時が流る中、心がゆったりとしてくる。まさにアダージョ。


2011/11/19 夙川カトリック教会 次男の結婚  2010.7/13邂逅
一社会人として家庭を持ってくれたことに何よりも喜びと安堵を感じている。

百人もの心友たちが二人を祝福してくれました。
今日の様な晴れがましい場に
是非来てほしい、是非呼びたいと思う心友が何人もいて
それに応えて、祝福に来てくれる心友が大勢いるということは
人生の中で何にも勝る最高の宝物だと思っています。

そして、私たち親族は
二人が出会い結婚したことで
今日、新たな絆をつくることもできました。

私自身のことを振り返って思うと
人との偶然的な出会いによって、その人が生涯忘れられない人となったり
あの時あの人がいてくれたお陰で、と思うようなことばかりで
今の自分があるように思います。
 

ギター
披露宴でギターを弾きました。
次男が好きだった映画ニュー・シネマ・パラダイス(作曲はエンニオ・モリコーネ)のテーマ音楽を弾いて、祝福してやろうと思い付いたからです。
(シチリアのトトがローマにでて名監督になる。次男は映画監督になりたかった)
ギターの楽譜をamazonで購入し練習を始めましたが、学生時代以来46年ぶりのこと、途中で本当に弾けるのか心配になったり不安になったりし苦労しましたが何とか。
(口が先行し行動が追っかけるタイプなので)
上手く弾けなかったが、新郎新婦や多くの友人、親族が笑いの中で楽しんでくれ、いい思い出をつくることが出来ました。



19歳

父の脛をかじって徳山市の楽器店でギターを買いました。
予算5,000円以内でしたが、店の人がハンドメイド(武内瑞弘)の方が音質が絶対いいと薦めてくれ、8,000円近い値段で買いました。もう帰りのバス代しか残っていませんでしたが、下宿の皆が持っている高額なギターと比較しても遜色のない音質でした。
下宿で弾いていたギターが、まさか次男の結婚の時に役立つとは想像もしませんでした。
若い時に何でもやっておくべきですね。それがなかったら決してできなかった。
(スティーブ・ジョブズが言っていたように、いつの日か役立つこともあるものです。本当に良かった)


2011/10/05 Steve Jobs 死去
色々と言われていますが、
彼は誰もが持つている、便利さへの欲求や喜楽の欲望を基軸にし
目的を実現させてゆく活動力と強い精神力を持った実業家だった
、と私は思っています。
新たな発明や発見をした訳ではないが、
既にあるものを組み合わせ、人が欲しがるものにアッセンブルする能力が、ずば抜けていた。

SONYのウォークマンはポータブルではあったが、カメラにはフィルムが必要だったように、
カセットテープやCD、MDなどを持ち歩かなければならず限度があり煩わしかった。

iPodは、それをデジタルカメラのように刷新した。
音楽をメモリーに保存することで一体化し、躍進的に小型、軽量、数量、時間、品質で圧倒しただけではなく、
PC上のitunesと同期させ、インターネット上のitunes storeからコンテンツ配信ができるようにした。 さらにiphone、ipadへ・・・。

彼はAppleで世界中の人々にComputerの利用方法として、観る喜び、聴く楽しみ、触る快感を提供してくれました。

彼がモットーにしていた言葉を、Stay hungry, Stay foolish.


2011/09/22 映画:アジョシ The man from nowhere
 久しぶりに備忘記に載せたい気持ちになった。(このブランクは、その様な気持ちを求める行動力、好奇心が欠けていたからもしれない。謂わば、更年期の症状とでも言うような)

家電や電子機器、自動車などは、かつて日本が得意とし世界を席巻していた。
謂わば、物作りの原点である創造力や発想力、今はそのお株を日本から奪っている勢いの韓国。

山椒は小粒でも・・・ような日本の邦画では、ここまで醍醐味がある映画を作る事はできないと感じた。
謂わば、映画製作も負けそうだ、と言いたい。

余談だが、ゴルフ界もそうだ。アメリカや日本のPGAで、韓国のプレーヤーがたくさん上位で活躍している。

切磋琢磨せず、内輪の中で馴れ合いになって仲良く談合をしているような気質が芽生え始めると、衰退が始まる。


2011/04/22 映画:アメイジング・グレイス Amazing Grace
砂糖の世界史」川北実著を読んでいたので、どうしても観たい映画でした。
大航海時代、イギリスからアフリカを経由し、カリブ海の植民地、イギリスへと右回りの三角貿易が成り立っていた。
イギリスから持ち込んだ生活用品や武器とアフリカ黒人を物々交換し、西インド諸島に黒人を運んで、植民地でのプランテーション、砂糖キビの栽培から精製までの労働力に使い、砂糖をヨーロッパへ輸入していた歴史がある。
彼らが、やってきたことは非人道的で支配的で利益追求型の悪徳商人そのものでした。

イギリス映画だけに、いいとこ取りもしているが、名作
この年になって涙が出るような映画は余り無いのですが、感動し涙がポロポロでました。
彼らの中にも正義感の強い人がいた。
異議を唱える勇気、挫けず主張し続ける努力と忍耐があった。
が、時代が味方したことが一番大きい。(何れも運という流れが味方しないと・・・)

法案成立には産業革命やフランス革命による時代の流れも幸いした
発明や発見によって新たな技術が続々と登場した。それに伴ってイギリスで起こった産業革命によって社会が要求する方向(都市化、資本、工場生産、消費流通など)が大きく変化したことで、人的労働力から機械化による大量生産が可能になった時代でもある。
同時に、
1799年のフランス革命によって自由、平等、友愛のような気運もイギリスに影響を与えたに違いない。
謂わば、格式高い英国として近隣諸国の変化に遅れをとってはならないという思いも絡み、一気に法案成立に至った経緯もあるような気がする。

銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイアモンド著 (1万3000年にわたる人類史の謎)
何れにしても、アフリカ黒人にとっては幸いであったが、
同じホモサピエンスからの人類の進化、進歩を考えると、したたかで利害に敏感な欧米白人との違いは、
1500年以来の宗教改革、大航海時代、産業革命、コンピュータ・・・
一体どうして、何故この違いは生じてしまったのか、興味がでてくるに違いない。(この本は答えてくれる)


2011/04/17 東建ホームメイトカップ

 


 

 

 

招待券を頂いたので。
天気も良く春を感じる陽気に誘われてでしょうか、観客の多さに驚きました。私のような熟年もですが、幼児や小学生を連れた家族連れも多かった。

殆んどは運、偶然、たまたま
一流のスポーツマンになるためには心技体が不可欠だと言われますが、スポーツに限らず仕事でも、人生でも、何でもそうですが、ある程度の才能や努力は必要です。しかし殆んどは玉々の運が左右するものです。
ゴルフで飯を食っているプロの世界には Putt is money. という言葉があるように、最終的にはパットがすべてを決します。自然の中だけに思い通りには行かず、運が味方をしてくれないと勝てません。

運を実力と思ってしまう。
偶然を必然と思ってしまう。
ブラックスワンが現れるまで、信じ期待し楽しんでいるのが人の本質かもしれませんね。

だからなのか・・・人は、なかなか変わらない、変えられない

人間は自分を変えようと思っても、なかなか変えられないものだと感じます。
(オバマ大統領も苦しいところでしょう)
むしろ持って生まれた自分の個性を磨くほうが優位なような気がします。
マスターズへも出場したプロたちのスイングを間近で観ました。
参考になることがあったので、取り入れていきたいと・・・。

動きの美学
スイングという行為に、科学的な理論があったとしても、実態は芸術のような感覚に依るところがあります。
ゴルフに限らずスケートや体操など、あらゆる競技の一流の選手に共通する華麗で優雅な動きの美しさは、舞踊、茶道だどにも及び、更には日々の生活や仕事の中にでも動作としての美学があるように思います。
が、0.25‰の人だけかもしれない。


2011/03/20 縁があって
今日は縁があって西宮市に来た。
私もそうであったが、巡り会わせという幸運のお陰だ。

写真は西宮市大谷記念美術館である。

想い出すこと(最近は想い出すことが多くなった、年かな)
兵庫県と言えば、神戸市兵庫区の母方の叔母さんのことを想い出す。
今は故人だが、幼い頃から学生時代まで本当に色んなことで大変お世話になった。
その都度のことが今でも鮮明に頭の中を巡ってくる。
人それぞれ、家庭それぞれ、親戚それぞれ、・・・色んなことがある。
人生、順風満帆な時は一瞬で、寧ろ波乱万丈であると思っていた方がよい、
そして、予期せぬこともたくさん起きる。

その後も、いろんなことがあったが
熱中する好きな趣味があったことで、いろんなことが過ぎ去ってしまった。
読書があり映画があり、スキーや登山、ゴルフで気分が晴らせた。
それに、もっと優先度が高く、集中しなければできない仕事があったこと、使命感を持っていたプロジェクトがあったこと、人から信頼され任されているという意識も幸いした。

それでも壁はあった
一番の打開策は、違った環境を体験することだと思う。
そこで生きる人達を観ることで・・・。
五体満足で何もかも自由で思いのままに過ごせ、三食が当たり前のように食べれ、宗教や民族間の拘りもなく、貧富の差が少なく平均的に皆が生きていられることの素晴らしさに気が付くはずである。
特に外国へ行くと、自分自身がどの程度の人間で、どの様な人間か、そして他者あっての自分だと、思い知らされるはずだ。
 
いい映画を思い出した。
映画「素晴らしき哉、人生!」の中に出る言葉がある。
Remember no men is a failure who has friends.


2011/03/12 映画:英国王のスピーチ The King's speech
いろんな人に勇気を与えてくれる映画
国家の象徴として実在した人物ジョージ6世のことであるだけに、いろんな事に劣等感を持つ人達や悩みを持つ人達を励ましてくれ、アドバイスをくれ、勇気をくれる映画だと思った。アカデミー賞作品賞に相応しい。

人はどうしても自身の良いところや優れているところを他者に見せたいものです。
それが思わぬ不幸を招いたりストレスとなったりするものですが、特別な威信を保持しなければならないイギリス王室の中にでも欠点や悩みを抱えて生きているのだと、
立場や地位などに関わりなく、人は生きていく上で多かれ少なかれ重き荷を背負って生きているものである。

そんなことより、むしろ大切なことは

身分や制度や肩書きにとらわれず、自分にとって本当に必要とする人を自分の意志で選び、自らが信じることを貫く心の強さが如何に大切であるかを、
同時に周りの人たちが親身になって支えることで如何なる事も克服できることを、
そして良いことは皆で褒め高め合うことも。

ジョージ6世は幼い頃、無理強いの圧迫などが起因し生涯のシコリとなったようだ。
大人になってもだが、強いて上手く行った試しはない。


2011/03/11 東日本大震災
 たまたま下記に書いたようなことが、また起きてしまった。
いろんなことを学び取り、立ち直っていくしかない。

TVを見ていて、日本人として誇りに思うことは、悲しみや苦しみのどん底にある被害者たちの冷静さである。
きっと、日本人が培ってきた文化の高さ質の良さ、”和を以て貴しと為す”のような考え方が、国民全体の中に根付いているからに違いない。

今まで幾度も備忘記に書いてきたが、
暗中模索の状態でも、落ち着きと冷静さを失うことのない人が、最上級であると思っている。
彼らは、どんな最悪な事態が起こっても、正しい判断ができ、自らの道を誤ることのない、人格者である。


2011/01/17 震災から16年
阪神淡路大震災
あれから16年経ちましたが、今もはっきり覚えています。
そして、この震災はいろんなことを教えてくれました。

戦後、両親をはじめ私達も、戦後の復興とアメリカなどの豊かさを求めて懸命に働き、稼いで物を買い、所有することで幸せや豊かさを感じてきました。
所謂、物質の所有と消費の拡大は経済成長と結びつき個人を社会を国家を豊かにする概念です。
しかし、
結果はバブル景気から崩壊、震災へと
いろんなことを思い考えさせる切っ掛けをくれた。

<いつもの余談>
大きく舵を切った年でもあった
(青春の気概がまだあったからもしれない)
・便利なものや欲しいものを手に入れるために働いているのか?
・働くだけで終わってしまう人生でいいのか?
・親族の誰かが犠牲になっていての豊かさではないのか?
・どこかに所属し安住したいだけではないのか?
・与えられた仕事をしているだけでロボット化(自己喪失)しているのではないか?
・・・
何に影響されたのか
・小学生の頃から規則に縛られたり守らされることや押し付けられること、団体で行動することが嫌いであった。
・大学三年生、一人で一ヶ月かかって九州一周自転車旅行をしたことで、本当にいろんなことを学び教えてもらった。
・大学生活最後、ベトナム戦争真っ只中のアメリカ統治下の沖縄へ行って嘉手納基地のアメリカ軍、B52爆撃機、ひめゆりの塔などを見て、国家とは、戦争とは、平和とはなどを考えると学生運動が小さく思えてきた。もっとデカイものを見聞し、その視点からものが考えられるようになるべきだと感じた。
・会社から勉強のためアメリカに行って、そこで生きる彼らが、自分の道は自分で開いて生きていること、地球人であることを感じた。
・H企業の経営者であったA氏との親交で、人としての”大人”を感じたこと。
・イギリスに行って彼らの生き方とでも言うような、”自由と規律”、”外向性”が好きになったこと。
・ハーバード大学のロレンス・サリバン教授との親交で、”誠実さ良心責任などの人間性”を感じたこと。
・アメリカのコンピュータ事業がNetworkとDownsizeへ大きく転換しだしたこと。いずれ日本も・・・自分の転換も考えていた。
例えれば大魚を一本釣りする時代からイワシや秋刀魚を大量に捕獲する時代へと変わると思った。大型高速集中型から小型分散個人型になり、World wide webのようにネットワークで世界中が網羅されるなど、どのように変わっていくかは分からなかったが、いずれにしても明治維新のような終わりと始まりが進んでいくと思った。剣術を捨て農か工か商にでもなるしかない。
・人としても企業人としても魅力がありリーダー的存在であった尊敬できる素晴らしい人たちが次々に退社したこと。
野茂英雄投手が日本のプロ野球界を脱退しアメリカMBAへ挑戦したこと。旧態依然とした体制から離脱し未知の世界に挑戦する心意気にうたれた。成田を出発するとき見送りの人が親族を入れて十数名しかいなかったと聞いた。
 
いろんなことがあげられるが、故郷を遠くから思うことができたこと、コンピュータに関わったこと、中学生の頃から好きだった沢山の映画が自分の考にアドバイスをくれたことなどがあるが、何よりも多くの真面目な人達(友人)に恵まれたことだ。
そして自身として粗野なところがあったとしても卑しさはなかったと自負している。(両親に感謝)

結局は、明日は分からない、バッカスの歌(ゴンドラの唄)や、ケセラセラで生きるしかない。
 


2011/01/16 大雪
大雪(拙宅からの眺め)
四季折々に見ている風景ですが、白い雪に覆われてしまうと、いろんな物が隠れ、美しい風景になっていました。
今日の東山界隈の山はスキーでよく行った冬の志賀高原のように幻想的でロマンチックな雰囲気に見えました。
写真中央の塔は東山スカイタワーで、中央一番手前の屋舎は東山テニスセンターです。いつも犬のヨークシャーくんと一緒に散歩に行っているコースです。


雪を見て思い出す
若かった頃はスキーが大好きだったので、天気予報で”長野県や岐阜県の山間部は雪になる模様です”、が聞こえてくると、心が踊り、嬉しくなってテンションが上がったものです。
独身の頃は毎週日曜日(土曜日は半休)朝5時に起きて重いスキーを担いで始発の地下鉄や電車に乗って、長野県や岐阜県のスキー場へ日帰りで行きました。
昼ご飯も食べずにリフトが終了するまで、何もかも忘れて夢中になって滑っていました。限られた時間をフルに使わないと勿体無いという思いと、少しでも上手くなりたいという思いと、スキー場へ行く回数を増やすためにできるだけ節約したいという気持ちもあった。
当時のスターだった、ジャン=クロード・キリーやグスタボ・トエニ、インゲマル・ステンマルク、アルベルト・トンバなどが出場する世界選手権のTV中継は逃さず見て彼らのテクニックを真似ようと真剣に思っていました。(今思うとこれが青春なんだと思います)
家族を持ってからは回数がガクッと減りました(マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの映画にあった、あれです)
幼稚園へ行く頃になってからは、日帰りで近郊のスキーに連れていきました。(滑りたいし、子連れ5人は大変です)
春休みにはスキー場の中で一番好きだった志賀高原へ毎年連れていきました。(一日券が5千円ぐらいで5名で4日間ですから)
丸池の近くにあるホテルに四泊ぐらいして奥志賀、焼額山、東館山、発哺、横手山などを滑りました。(20万円位かかった)
滑りたいという思いが強かったので家族を巻き込みました。結果、子供達みんなが滑れるようになりました。
(スキーが上手い人は金を使っている人ですよ。まあ、何でもそうですが遊びが上手い人はと言ったほうが正しい)
若くエネルギーがあり、楽しむことへの強い意志が人一倍ありました。
仕事もスポーツも趣味も真面目に真剣に一流をめざしました。

わくわくし夢中になることが青春ですね!
今はスキーからゴルフになりました。
ゴルフの良いところは爺さんになっても楽しめることです。
(昨年11月には82歳の方と、12月には74歳の方と、ご両人とも明るく元気で知性と教養と品格が滲み出ていました)
勿論、自然の中で体を動かし心身共にフレッシュになれることや、好き者同士が集い競うことで多くの人達との接点もできます。
ああだこうだと考えながら自分なりに努力し研鑽することも楽しいです。
サムエル・ウルマンの「青春という名の詩」に通じますが、
歳相応、分相応で、何でもいいから夢中になれることがあれば、それでいいと思っています。

実は今、これを書いていることも、私にとっては青春のような至福の時間の1つです。
普段と違ったことや、気付いたことがあれば、それを備忘記に書けるように観察します。
昨夜来の大雪で志賀高原を思い出しただけでなく、
水仙も気になりました。
この寒いのに水仙が雪の間から一輪、顔を出すように咲いていました。
子供の頃、田舎の道端や小川の土手のようなところに咲いていた水仙が、何故だか好きでした。
可憐で清楚で落ち着いた白と黄色の花、凛と伸びているシンプルな姿勢、それと嗅いだ時の香りです。
いつの日か水仙について書きたいと思いました。

好奇心を忘れず犬のヨークシャーくんのように嗅ぎまわっていると、普段見過ごしているものが見えてきます。
それをどのように表現し纏めようかとレポーター気取りで考えていると、全く違った視点から眺めることができたり、関連することが新たに見付かったりして次から次へと結びついてきます。
それらを一つ一つ調べていると歴史的な背景やその起源を新たに知ることができます。
これが実に楽しい・・・。(知るは最大の喜びなり)


2011/01/02 新年会
光陰矢のごとし
子供たちは、それぞれの人生を歩んでいる。
私達の両親も、今、私が思っているような気持ちで、私達を見守っていてくれたに違いない。
何でもそうだが、その立場になってみないと分からないものだ。
年を重ねるごとに、新たに知ること、新たに思うことが続くのだろう。

今年は次男にとって最良の年になるだろう。
中央でフィアンセと共に嬉しそうな顔をしている。
こんな嬉しそうな顔をした次男を今まで見たことがない。


いつもの余談
<美学について>
五感(視・聴・嗅・味・触)で感じるどんな外界の美学をもってしても、人心が持つ内面の美学に勝るものはないと思った。
所謂、志、素直、実直・・・である。

司馬遼太郎先生は、
大きな時代の流れに翻弄されながらも、志をもって生きた人々のことを物語ることで、人の生き方の基本を教えてくれた。
「燃えよ剣」「坂の上の雲」「菜の花の沖」「竜馬がゆく」「翔ぶが如く」「世に棲む日日」「花神」「峠」「国盗り物語」「空海の風景」「関ヶ原」「最後の将軍」「項羽と劉邦」「新選組血風録」「新史太閤記」「播磨灘物語」「梟の城」「覇王の家」「殉死」「夏草の賦」「人斬り以蔵」「胡蝶の夢」「風神の門」「韃靼疾風録」「功名が辻」「馬上少年過ぐ」など、
高所大処で生きる人々の志の美しさが伝わってくる・・・。

藤沢周平先生は、
組織に束縛され翻弄されながらも、心直に生きる人々のことを物語ることで、人の生き方の基本を教えてくれた。
「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」「用心棒日月抄」「秘太刀馬の骨」「隠し剣孤影抄」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「橋ものがたり」「暗殺の年輪」「三屋清左衛門残月録」など、
市井で生きる人々の実直な心の美しさが伝わってくる・・・。

<外見のお洒落から内面のお洒落へ>
大人になるということは、
侘のような、簡素な中に見いだされる清く澄み、ひっそりと落ち着いている世界が分かるようになり
寂のような、古びて味わいのある、枯れた渋い世界も分かるようになって、
心のお洒落れができるようになってくることだろう。


2011/01/01
年賀状  2010年は長谷川等伯の松林図屏風が一番の想い出になったので
頂いた年賀状から思う
・学生時代のO氏からーーー「お互い永い年月が過ぎたね!」 
             ⇨ 本当に、その当時の下宿の情景が色褪せることもなく写真のように思い出されます。
・同僚だったM氏からーーー「老いたるを余生と言わず与生と生きん、人生には長さもあれば幅もある、大切なのは深さである」
             ⇨ 格言みたいだけど、まさに、サムエル・ウルマンの「青春という名の詩」ですね。
・現役社長社員からーーーー「ウサギのごとく飛躍の年に・・・」 
             ⇨ と言っても、いつも世の中はケ・セラ・セラ。方丈記や平家物語が世の中だよ。
・雇用延長諸氏からーーーー「もう少し会社に留まって・・・」 
             ⇨ ・・・。
・退職諸氏からーーーーーー「地域密着型、長い時間や孤独との戦い、余暇の試行錯誤、体調管理、趣味の追求、海外旅行etc」 
             ⇨ 人生色々だ、独りになったときに本当の自分が見えてくるのだろう。楽しみは全てを忘れさせる。
・多数のゴルフ仲間からーー「今年もプレーしましょう。上達したい。etc」 
             ⇨ −1、ー、△、□、+3、+4、今年も一緒に楽しみたい。
・今年もよろしく組ーーーー「 」 
             ⇨ 無意味

 

昨年、最も印象に残った言葉(文面)
2010年ゴルフ界の頂点にあるマスターズMastersの開催にあたり、委員会の会長が世界ランキング1位のタイガーの不祥事について、有耶無耶にぜず、言うべきことをキチット言ったことに、アメリカ人が持つ正義感を感じたのは、私だけではないだろう。
(タイガーについての部分のみ抜粋;英語の原文は下記)

<マスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペイン >
最後に、我々は今週の重要なマスターズ開催にあたり、とても特別な選手であるタイガー・ウッズのことについて、知らないこととして済ます訳にはいかない。(プロになってから)僅か13年の間に、ボビー・ジョーンズやジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマーのように、実力があることをはっきりと宣言し、証明してきた男である。そして彼は世界ランキングを上り詰め、成功には厳しい鍛錬と努力がもとになっていることを示し、我々の子供達への模範となった。

しかし、彼がいま自分自身に言うように、富と名声には目には見えない責任が伴っていることを自覚していたが、その過程の中で忘れてしまっていた。彼の大変馬鹿げた行為の程度は普通じゃなく、我々皆を失望させたことは事実である。より重要なことは、我々の子供や孫達をがっかりさせたことだ。我々のヒーロー(タイガー)は、子供達のモデル役として期待したが、ふさわしくなかった。

この先はあるのか? あると願うし、あると思う。しかし、まさに彼の将来は、パー(良いスコアーで)で回れるからという能力だけで再び判断されることは決してないだろう。むしろ変わろうとする彼の誠実な努力によって判断されるだろう。全ての子供達は彼がコースでスイングすることを望み、彼の笑顔で満足させられることを、彼は今、自覚しているものと期待している。

私は彼が人生で得る最高の報酬は、他の人々の人生に、喜びを与えることであると理解することを望んでいる。オーガスタの我々は、偉大なるチャンピオンである彼が、新しい人生を、ここで明日から、前向きで希望に満ち、過去とは全く違う発展的な態度で始めることを願い祈ります。今年は彼だけではなく、我々全員も再起する年になるでしょう。

<Augusta National Chairman Billy Payne>
Finally, we are not unaware of the significance of this week to a very special player, Tiger Woods. A man who in a brief 13 years clearly and emphatically proclaimed and proved his game to be worthy of the likes of Bobby Jones, Jack Nicklaus and Arnold Palmer. As he ascended in our rankings of the world's great golfers, he became an example to our kids that success is directly attributable to hard work and effort.

But as he now says himself, he forgot in the process to remember that with fame and fortune comes responsibility, not invisibility. It is not simply the degree of his conduct that is so egregious here; it is the fact that he disappointed all of us, and more importantly, our kids and our grand kids. Our hero did not live up to the expectations of the role model we saw for our children.

Is there a way forward? I hope yes. I think yes. But certainly his future will never again be measured only by his performance against par; but measured by the sincerity of his efforts to change. I hope he now realizes that every kid he passes on the course wants his swing, but would settle for his smile.

I hope he can come to understand that life's greatest rewards are reserved for those who bring joy to the lives of other people. We at Augusta hope and pray that our great champion will begin his new life here tomorrow in a positive, hopeful and constructive manner, but this time, with a significant difference from the past. This year, it will not be just for him, but for all of us, who believe in second chances