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ルネ・ラリック展 岐阜市歴史博物館 07/03
20世紀初頭のアール・デコ芸術の中で、ガラス工芸の美と幻想の世界を個性と品格で感じされながら一つ一つ丹念に仕上げている。
ガラスが持っている透明感だけでなく、素材に色彩を加えたり、光が織りなす光彩の影響も考えた、凹によって凸を表現した立体感あふれる芸術品である。
特に、ラリックの芸術家としての才能に加えて、まったく妥協を許さない完全主義と、気の遠くなるような粘り強さが、どの作品からも滲み出ていた。
素晴らしい。
■紅茶とヨーロッパ陶磁の流れ 名古屋ボストン美術館 
風景や花や昆虫などを主体にした動植物絵画やデザインが陶磁器に描かれている。色彩にしてもわびさびの世界とは対照的で艶やかな色柄が全体に使われている。まさに18世紀のロココ美術が全盛期の産物である。
■竹下夢二展 名都美術館 06/21/2001
女性に人気がある理由は、作品の中で描かれている女性がナイーブで物思いに耽っているような姿が多いため、 女性の感性として共感を呼ぶのかもしれない? 明治大正時代を生きた一般庶民の気持ちの中には、混沌としたものがあった ように、この作品から感じた。
■エリザベート展 JR高島屋 06/15/2001
ハプスブルク家は分かるが王室とは縁の無いものでよく分からない。しかし、絵画や写真から窺える顔立ちには、どう見ても皇妃の心の中に燻るものがいつもあり、幸せや喜びに満ちた人生ではなかったように思えた。
メルツバッハー・コレクション展  愛知県美術館
色彩が主体になっている絵画が好きだったのでしょうね。「感じたことを好きなように描くことが一番楽しいよ」とでも言っているようなきがしました。「今からでも遅くはないよ」とその気にさせてくれるような雰囲気でした。
19から20世紀の送迎時期に人の心の変化があった。今世紀でも変わっていないようですね。

しかし、活字が好きな方が多すぎる。絵を見る前に解説や履歴を一所懸命読んでいる。まずは絵を鑑賞しましょうよ。作者の思いや、気配りや、真剣さを想像して眺めると面白いです。

ルノワール展  名古屋市美術館
やはり印象派の中でも、女性と外出が好きであった、そして女性と自然の風景を融合させた画家だなあーと感じました。構図や筆の使い方、色合いに無理がない。それが多くの人に好かれる理由のような気がします。
外国旅行をした折には美術館に行くのが楽しみになっていて、ワシントンのナショナルギャラリー、ニューヨークのメトロポリタンミュージアム、ボストンのボストン美術館、パリのオルセー美術館などで鑑賞したルノアール絵画が展示されていたので、当時を思い出しました。

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