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2022.
2022.12/02 再興第107回院展|松坂屋美術館|松坂屋名古屋店
いつものように、一品タダで持ち帰りOKよ!
と言われたつもりで選んだ
<輝きの朝>田渕 俊夫を選びました
写真の後ろの作品です パンフレット裏に紹介されています
彼が添え書きしています「ポーランドの古都クラクフの朝です。・・・」
ヨーロッパ人の色彩感覚は、落ち着きと重厚さを感じさせる渋さがあります
街並みにも反映していて
歴史を感じさせる、古びたような(実際に古い)ところがあって好きです
そんな理由で選びました
対比して
アメリカには歴史がなく、現在と未来しか考えないような感覚では
満開の花が咲き乱れているような若さがでてしまう
どうしても三原色(信号機の赤青黄)のようなところがあって
派手な、けばけばしさを感じさせます
日本の市井には
高齢者が多くなったせいか
使い古した雑巾のような色柄が目立ちます
対して
見るからに高級で高額そうな服装の老人もいますが
体全体から溢れ出るものとバランスが取れていません
一方、
近年の若者は実にセンスがいいし
背が高くスタイルがいい美人が多くなり
マスクをしているせいか
みんな美女に見えてしまいます(エロ老眼性乱視?)
最後に
私は後期高齢だが、
光と色の三原色でカッコよくダンディーに装うことが大好きで
心はアメリカ バージョンです
2022.10/31 吉村芳生展 −超絶技巧を超えて− | 松坂屋美術館 | 松坂屋名古屋店
人間が持つ執着エネルギーとは何か? を考えていた
たとえて言うならば
敦煌石窟壁画のように仏教に心酔した脳波が
執拗に限りなく生涯を捧げ描く力にしてしまったのだろうと推測できるが
毎日毎日、殆どの時間を、そのことに費やす力とは
吉村の、それは何だったのか・・・?
絵画は写実的で上手だと思うが
それよりも、人間とは何者なのかを考えさせられた
凡人には分からない
2022.09/14 特別展 日中国交正常化50周年記念 「兵馬俑と古代中国〜秦漢文明の遺産〜」|名古屋市博物館
権力者にとって、権限を失うことほど、恐ろしいものはない
現代でも、国民不在で党利党略と票集めに長けたヤツが党首に選ばれる
始皇帝も保身に余念がなく永続することに懸命だったに違いない
権力者に近づき利得を得たい 糞に群がる蝿は今もたくさんいる
遺産が、その有様を現代に伝えていると思った
維持欲は地球を食いつぶすまで続くだろう
秦から漢に… 人間の盛者必衰、栄枯盛衰は、限りなく今も続く
持って生まれた宿命と運命を、人間は必死に生きる
冷静に見ていると、歴史とは、人間の哀れな物語というほかない
文明とは叡智
和歌、俳句、本を読んでいると、最後には中国に辿り着く
書籍、文献、漢詩、
書道:文房四宝、水墨画、映画、
ドラマ、
京劇、…
上海旅行(
上海博物館)
江戸末期まで、何もかもが日本にとって、お師匠さんだった
日本は帰属して生きる民族、21世紀後半どこを選択するか?
2022.04/18 写真展
星野道夫 悠久の時を旅する| ジェイアール名古屋タカシマヤ
彼の言葉で
「私はいつからか、自分の生命と、自然とを切り離して考えることができなくなっていた」とある
確かに、自然は美しい
だが
自然は無情でもあることを考えられなかったのかもしれない
43歳ヒグマによる事故死は余りにも無情であった
星野道夫事務所公式サイト
2014年御嶽山が噴火した時のことを思い出した
年賀状PDF
「人間の顔というものは、その人が生きた歴史を、どうしようもなく語ってしまうのかもしれない」とある
写真の中の原住民たちはアジア系の顔ばかりで
刻み込まれたシワが過酷な人生であったことを物語ってはいるが
机上の事務処理、口先だけの営業仕事、などで人生を過ごした人たちに見る
年だけ取った子供顔とは訳が違う、立派な大人の顔をしている!